遺品の供養とは?必要性と供養品の種類
最終更新日:2021年1月5日
遺品の供養に迷っている、供養とはどういう事か知りたい方へ。
●普通に捨てないで供養した方が良いのかな・・・
●遺品の供養の一般的な常識とは
●供養品の種類や料金相場が知りたい
こんな事に興味をお持ちですか?
こちらのページでは『遺品の供養』の事について着目しながら、当社の過去の実績と経験に基づき、私の独自の理論と答えで解説していきます。
このお役立ち情報を書いている私は遺品整理の経験約12年。
お片付けのオラフグループの経営者です。経験談と実績に基づき執筆していますので、少しはお役に立てる情報が書けるかと思います。
遺品の供養について
遺品の供養に迷う場合、大半の方が初めての遺品整理を経験している事でしょう。故人の遺品を見返していると、ただ捨てるのにはしのびない、本当にそれでいいのかと思ってしまう物に突き当たる事があります。供養について詳しく慣れている人なんていません。1度処分したら取り返しのつかない物ですから、後悔しないように供養についてきちんと学び、判断していきましょう。
遺品供養の定義や時期
遺品の供養とは、故人が大切にしていた物の魂抜きを行い、故人をしのぶ事です。時期は四十九日後が一般的です。
故人の魂は、初七日から始まり、四十九日に来世への行き先が決まると言われています。
四十九日を終えると、故人は成仏するといわれており、その後故人の大切にしていた遺品をしのぶ意味も含めて、供養を行います。
一般的な定義としてはこのように言われていますが、実際に一番大切なのは故人をしのぶ気持ちです。
常識を優先する事もいいですが、自分自身のタイミングでいいでしょう。
そもそも、故人とのお別れの直後に供養したい遺品を全て把握できている方は少ないと思います。
大体の場合、遺品整理をすると、捨てるのに迷ってしまったり、供養した方がいいか悩む物が多く見つかり再検討する人が多いでしょう。
そのような場合に必要となってくるのが遺品の供養です。
供養される事が多い遺品
一般的に供養される事が多い遺品は、故人の思い出の物や故人と深く関わる物です。
供養は故人の魂抜きを行い処分する事ですので、故人の大切にしていた物や、思い出深い物、故人の人生の軌跡が強い物などが多く依頼されます。
具体的にどんな遺品に供養が多いのか、以下で少し紹介します。
供養依頼が多い物
●仏壇 ●遺影 ●写真 ●アルバム ●人形 ●仏具 ●洋服 ●着物 ●眼鏡 ●アクセサリー ●代々継承品 ●裁縫道具 など
極論で言えば、あなたが供養してあげたいと思う物です。
故人対してしのびない、ただ捨てる事はしたくないと思う物全てが対象で良いです。処分をすると取り返しはつきませんので、よく考えて判断しましょう。
供養の方法と種類
供養の種類は『単独供養』『合同供養』の2種類。方法はお寺、寺院に持ち込むか遺品整理業者などに依頼する方法が一般的です。
どちらの方法でも、最終的には読経供養をおこない、その後お焚き上げなどの処分をします。
個別にしっかりと供養するのが単独供養。その他の遺品と一緒に供養するのが合同供養。この解釈で大丈夫です。
単独は費用が高額になりがちですので、予算にゆとりが無い場合は事前にしっかりと確認しましょう。
単独供養に値する物は、基本的には火葬の際に一緒に入れている事が多い為、現実的に多いのは合同供養です。
業者により異なりますが、以下の様な所で受け付けてくれます。
供養を受け付けている所
●遺品整理業者
●お寺・寺院
●葬儀社
●仏具店
供養の料金相場
単独供養・現地供養の場合には¥30,000〜¥90,000ほど。合同供養の場合には¥無料〜¥5,000が一般的です。
寺院や業者により独自に設定されている事が多い為、料金にバラつきがあります。
一番安い方法としては、遺品整理業者に、遺品整理と同時に供養のお願いをする事で無料対応してくれる所があります。
遺品整理の費用自体が高額帯のサービスなので、無料の付帯サービスとしている所が多いです。
供養料金が安い順番
提携している寺院にもよりますが、現実問題お寺も商売です。
依頼件数が多い業者には料金を勉強してくれます。供養の料金が安い順としては上記の様な順番になります。
遺品整理業者の場合は、大きさの制限を設けていない事が多い為、色んな物を依頼しやすく、取りに来てくれますので楽です。近くにある業者へ1度相談してみるのも良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
業界にそれなりの規模で長くいるといいことも悪いこともたくさん見えてきます。
そんな大変な時にこの記事を読んで参考にして頂ければと思い執筆いたしました。ご活用頂けますと幸いです。